高齢化社会の進行に伴い,重要な社会的課題となっている医療費や介護量等の低減を図るため,骨粗鬆症対策を含めた転倒予防対策が重要視されています。
当センターでは,平成13年度から大隅地域の高齢者に協力をいただき,転倒に関する要因(転倒可能性群の早期把握項目)及び,転倒を防止するためのトレーニング内容(転倒予防に効果的なトレーニング内容)について調査研究に取り組み,今回,一定の結果を得たため,市町村や健康づくりグループの保健指導者等に調査結果を示し,地域における高齢者の健康づくり・転倒予防事業に活用していただくことを目的に,「転倒予防マニュアル」として提示することとしました。