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これまでにいただいた相談内容
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Q.
骨密度検査を受けたところ,骨密度が低かったのですが,食事にどのような工夫をしたらよろしいでしょうか?
A.
丈夫な骨を保つためには,カルシウムが欠かせません。厚生労働省が決めたカルシウムの栄養所要量は,1日に600mgですが,日本人のカルシウム摂取量は,この量に満たない量です。
カルシウムを多く含む食品(下記の表を参照)を食事に取り入れて,できるだけカルシウムの摂取に努めてください。
○カルシウムを摂取するために,牛乳を飲んでいただくほかに,シチューや洋風の煮物に牛乳やスキムミルクを加えたり,果実等をヨーグルトであえたりするとカルシウムの摂取ができます。
そのほか,小魚やごま,わかめなどを細かく砕いて,ふりかけなどに利用するのもお勧めです。
○加工食品やインスタント食品,炭酸飲料水などには,多量のリンが含まれています。リンにはカルシウムの排泄を促す作用があり,多くとりすぎると,せっかくとったカルシウムが無駄になってしまいますので,これらの食品のとりすぎには気をつけましょう。
○ビタミンDは,腸内に入ってきたカルシウムを血液中に取り込む働きをします。
ビタミンDは,レバー,いわし,かつお,干し椎茸,えのき茸等に多く含まれていますので,これらの食品も,料理の中に取り入れましょう。
※他に病気のある方や骨粗鬆症(疑いを含む)と診断された方は,医師と相談の上,食生活,運動に取り組んでください。
カルシウムを多く含む食品(五訂日本食品標準成分表)
食品名 カルシウム含有量/一食分の使用量
食品名 カルシウム含有量/一食分の使用量
スキムミルク 220mg/20g
木綿豆腐 180mg/150g(冷奴1人分)
牛乳 220mg/200g
がんもどき 135mg/50g
プロセスチーズ 126mg/20g
凍り豆腐 132mg/20g
プレーンヨーグルト 120mg/100g
油揚げ 60mg/20g(1枚)
ごま 84mg/7g(大さじ1)
大根葉 260mg/100g
田作り 500mg/20g
かぶの葉 250mg/100g
わかさぎ 225mg/50g
小松菜 170mg/100g
しらす干し 31mg/6g(大さじ1)
切り干し大根 54mg/10g
桜えび 200mg/10g
ひじき(乾燥) 84mg/6g(大さじ1)
ししゃも 165mg/50g
乾燥わかめ 7mg/1g(小さじ1)