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皆さんは,毎日野菜を充分にとっていますか?「健康のために野菜が大切」とわかってはいても,忙しい現代社会では,決まった時間に食事ができなかったり,好きな食品ばかりを食べてしまったりと,思い通りに野菜をとれないという方が多いのではないでしょうか。 「健康かごしま21」では,県民一人一日当りの野菜の摂取目標量を350g(平成22年度)に掲げています。平成12年度の県民栄養調査では,約300gの摂取量となっており,目標量に50g程度不足しているのが現状です。 そこで,4回に分けて,野菜の栄養や働きなどについて考えてみましょう。 |
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2回目 テーマA:トマト・ピーマンの色いろ トマトやピーマンのカラフルな色のヒミツは? 野菜の色素には、カロテン、クロロフィルの他にもさまざまなものがあります。 トマトの赤い色・・・リコピンという色素によるものです。 リコピンとは・・・ カロテンと同じくカロテノイドと呼ばれる色素の仲間です。カロテンのように体内でビタミンAに変わることはありません。しかし、カロテンよりも強い「抗酸化作用」を持つことがわかっています。 リコピンは、トマトの他に赤い色のスイカにも含まれています。 ※抗酸化作用・・・がんや動脈硬化など、様々な生活習慣病の原因となる活性酸素を消去する働き ピーマンのいろいろな色 近年、ピーマンといえば、緑色の他に黄・オレンジ・赤とさまざまな色がありあますね。 緑色のピーマンは未熟な実で、熟すにつれて緑→黄→オレンジ→赤と色が変わります。 これは、緑色の色素であるクロロフィルが分解されて、赤色の色素であるカプサンチンに変わるためです。 カプサンチンとは・・・ カロテン、リコピンと同じく、カロテノイドと呼ばれる色素の仲間です。ビタミンAには変わりませんが、リコピンと同等の「抗酸化作用」を持つとされています。 ※カプサンチンは、唐辛子の辛味成分であるカプサイシンとは別のものです。 カラフルなピーマンの健康効果 ピーマンは熟すにつれて、カプサンチン、ビタミンの量が増えます。それとともに、ピーマン独特の青臭さが消えて甘みが増してきます。 ピーマンが苦手な方も、黄ピーマンや赤ピーマンならおいしく食べられると思いますよ! |
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